まずそもそも英語に力を入れていると果たして言えるのだろうか?
確かに、講座設置数や講師数や予習復習に費やされる時間は多いが、
だからといってそれがそのまま英語に力を入れているという評価に
つながるのかは疑問である。たしかに量が質を補充することがある
が、それはあくまでもある程度の質を伴っていることが前提であっ
て、ただ量が多ければそれだけで直ちに「力を入れている」とか「
優れている」という評価にはつながらないはずである。
この予備校は英語の講師について言えば、確かにその人数は多い
。しかし、質が高いといえるだろうか。たしかに非常に分かりやす
い授業をする講師もいる。しかし、分かりやすい授業が実力のつく
授業であると勘違いしてはならない。分かりやすい授業でないと理
解ができない頭になる可能性がある。さらに、分かりやすいという
ことは単純なレベルの話にとどまっているだけだからであって、実
はそういう授業を受けてもあまり成長をしていないということが多々ある。
そういう意味では逆に難しく分かりづらいというだけでその講師が
劣っていると決め付けるのは間違いである。そういう場合はむしろ自分
の理解力が不足しているから分からないのであり、その講師の言っている
ことを本当に理解できれば、ただ分かりやすいレベルにとどまっている授業
よりも実力をつけることができるということもある。もっとも、難しいことを分かり
やすく説明することは大事である。しかし、この予備校の講師が言っている
ことは極めて当たり前のことであって、たしかにわかりやすいがそれを聞い
ても実力がつくとはいいがたいということがある。英文の構造が成り立っている
原理(品詞の法則)や文法ルールとか情報の軽重をはかり、議論の方向性を見極めながら
読むとか当たり前のように理解できていなければならないことが理解できて
いないようなレベルの人にはふさわしいのかもしれないが、そういった基本
的なことが分かっている人にはこの授業を受けても時間の無駄が多いし、得る
ものも少ないと私は思う。
さらにリスニングについては本当に軽視しすぎている。教えられる講師がい
ないのか、リスニングを甘く見ているのか、あるいはその両方が競合している
のかは知らないが、授業数があまりに少ないしほとんど冬期講習とか直前講習
にしか開講されていない。しかし、リスニングは一朝一夕で身につくものでは
ないのである。高い語彙力も前提になるし、聞き慣れるにはかなりの時間が必
要なのである。少なくともここの予備校の体験講習が分かりやすくて自分には
向いていると思ったくらいの英語のレベルの人であれば、リスニングを軽視すべき
ではない。リスニングくらい自分でやれと言う人もいるかもしれないが、それ
は本末転倒である。予備校というのは独学では得られないものをいかに多く提
供できるかが重要であるからである。リスニングは直前にちょこっとやるだけ
でいいシロモノではないのである。
さらに、事実として学生講師が非常に多い。もっとも、本当の意味で優秀な
学生講師なら全く問題はないし、むしろ非優秀なベテラン講師よりもいいぐら
いであるが早慶以上の大学に在籍しているとかの最低ラインは必要であろう。
るとか。
書き込みをするには、注意書きをよく読んでからにしてください