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お知らせ

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閉鎖します

いつもミルクカフェを利用していただき、ありがとうございます。

突然ですが、2009年7月末を持ってミルクカフェを閉鎖しようと考えています。長らくご愛用いただきありがとうございました。

スケジュールは以下を予定しています

・2009年7月末ごろ 書き込みの停止、以降スレッドの閲覧のみ可能に
・2009年9月ごろ 書き込みログの公開停止(予定)

なお、書き込みログの公開停止については、なるべく残しておきたいと考えていますが、 保証は出来かねますので、データの保存などについては8月中にお願いいたします。

閉鎖の理由

かなり言い訳がましいところもあると思いますが、経緯と理由を書かせていただきます。 今まで利用していただいた方に対しては すべてを公表するべきだろう、という考えから、恥を忍んでかきます。

ミルクカフェ始まり

2000年から運営していたミルクカフェですが、今年で9年目になります。だいたい2000年の7月くらいにリリースした記憶があります。

元々、ミルクカフェを始めた理由は、当時浪人生だった僕が受験情報を探そうとしていたところ、 あまり有益な情報が見つからなく、自分で作ろうと思ったことからでした。

当時、僕は現役の時から予備校に通っていました。その予備校では、教え方がうまい先生、下手な先生、というのは 生徒同士のクチコミで多く流通していました。

逆に言うと、友達のいない生徒はその有益な情報が手に入れられなかったのです。 幸いにして、予備校に入り浸ってた僕はいろいろな情報を手に入れることができました。 一方で、週に1回だけしか来ていないような人は、その情報を知らないため、人気のない先生をとることが多々ありました。 人気のない先生の授業は取りやすいのです。

そういう人はいい情報を探す手段がないのです。 なんとなくこれは不公平だなぁ、と気になっていました。

予備校のパンフレットには、人気のある先生が誰かも、 どうすればその先生の講座をとれるか、なども書かれていません。 人気のある先生を取るには、申請の日に並んだりしてたのですが、 そういったことを公に書くことは当然少ないわけです。

そこで、そういう情報が集まるサイトがあって、誰でも見れるようになったらいいな、ということで作ったのがミルクカフェです。 当時の僕はたいしてサイト制作の知識がなかったので勉強しながら作りました。 当時、JBBS(現ライブドアしたらば)というサービスがオープンしたばっかりで、 インターネットの知識のない僕でも簡単にサイトを作ることができたのは幸いでした。

流行るまで

リリースしてからのしばらくは全く流行りませんでした。 しかし、浪人大学というサイトで宣伝の投稿をしたところ、一気に人が集まり始め、 そこから先はユーザーがユーザーを呼ぶ、という状況になります。

浪人時代はそれこそ毎日のようにいじっていました。 受験生ということもあり、有益な情報がどんどん手に入るのがうれしい。 自分の作った場に人が来てくれるのも楽しい。そんなわけで受験勉強そっちのけでハマっていました。

ミルクカフェでの情報を元に、効率よく勉強でき、たいした時間をかけずに 早稲田大学という第一志望の大学に入れたことで 「情報の力はスゴい」と強く思ったのを覚えています。

サイトが大きくなってから

大学生になってから、これをどうにかして有効活用して大きくできないかと考えていました。 サイト運営自体は楽しいのですが、いかんせん受験ネタに関しては だんだんとついていけなくなります。 そこで、新しい展開として、大学生の掲示板を増やしたり高校生の掲示板を増やしたりしました。

そういった施策のおかげでサイトは大きくなっていくのですが、だんだんと管理に限界が出てきます。 ボランティアをつのり、削除などを手伝ってもらってたのですが、 ボランティアの管理という新たな仕事もできてしまいます。 それはそれで手間がかかってしまうのです。

このあたりからどうにもモチベーションがあがらなくなってきます。 というのも、管理というのはほとんどが苦情の処理。感謝されることはあまりなく、だいたいがクレームです。 そして、サーバ管理費ということで、年間に20万ほどかかっており、 たまに入る広告ではまかなえておらず、常に赤字状態でした。

僕の性格的に批判や中傷に関しては耐性は強いほうです。 批判などに関しては「自分の悪いところを指摘してくれてありがたいなあ」と思う性格なのです。

そのため、批判そのものに関しては精神的なつらさはなかったのですが、 それでも手間やコストがかかりつづける中で批判が続くと 「このサイトは誰のためにやっているんだろう」と思うこともしばしばありました。

就職してから

そんなこんなで大学を卒業したあと、2006年に就職をし、会社員になりました。 普通に働いていたのですが、その合間に管理するのはさらに大変になりました。

一部のボランティアの方が非常にがんばってくれてそれでなんとか持ってたのですが、 その人たちの管理もできないようになってきます。

もちろん時間が全くなかったわけではないのです。 練る暇を削ってでもやろうと思えばできたのではないか、とも言えますし 個人的に遊んでいる時間を費やせばできるんじゃないか、という意見には その通りですとしかいいようがありません。

ただし、仕事の合間のプライベートな時間に、クレームの処理をし続けたりするのは やはり気が乗りませんでした。

それでも問い合わせのメール処理や警察処理はどうしても出てくるので、 その対応をし続けるという感じでした。 それだけをしていても、月数十件は来るため、それなりの対応の時間をとられます。 特に警察、弁護士周りはしなければならないことが多いため、 負担は結構大きいという状態でした。

費やせる時間はせいぜい一週間に数時間が限度。それ以上ではプライベートな時間を 費やし続けるのはちょっと大変、という状態になります。

しかし、使ってくれているユーザーがいる上、やはり愛情はあるので なんとか存続したいと思い、いろいろ試してみました。

後輩に頼んでみたものの

まず試したのは後輩の学生にやってもらうという計画です。 ミルクカフェのユーザーであった後輩に管理のお願いをしてみました。

やはりモチベーションという面ではなかなか難しく 報酬が生まれないのにひたすらクレーム処理をしたりするのは 続かない、という状態でした。

匿名掲示板の性質上、管理にそれなりのノウハウが必要でなかなか身につきにくい、という点があります。 微妙な調整などが必要であり、オープンであるが上に批判が集中しやすいので 慣れていないと関わった人たちの精神が消耗しがちです。

そのあたりの人のマネージメントのスキルも能力も未熟だったため、なかなかうまくできません。 本を読んだりして勉強をしてみるものの、 インターネットを介した見知らぬ人とのやりとりが多く、洗練した仕組みを作ることは結局かないませんでした。

ビジネスモデルの模索

ビジネスモデルを作って自身で運営する、というのも試しました。 しかし、どうしてもこのサイトを使ってお金のために動く、というのが想像がつきません。

個人的に、他のサイトではビジネスモデルを考えるのは苦じゃないですし、 サイト運営としてお金を稼ぐのは良いことだと考えています。 学生時代からあまりに長くやってきてしまったため、 ビジネスとしての思考に切り替える、というのがなかなかできませんでした。

今の掲示板に広告をつけていく、というのでも、 匿名掲示板ベースではなかなか広告はつきずらく Google Adsenseのようなアドネットワークでも審査がおりないため、なかなか難しい。 だからといって未成年の方が見ている中、 ちょっとグレーな広告をつける(金融や出会い)わけにもいかず。

もちろん、他の収益を稼ぐ方法もあったとは思うのですが、 社会的意義が薄れている今、無理に今のミルクカフェをいじってまで 収益を稼ぐというモチベーションがどうしてもあがりませんでした。

コストの削減

システムを変えることで運営コストを下げる方法などを企画し、試してみたりもしました。 実際に全板を横断するシステムや、 削除を効率化する仕組みを作り投入しました。

しかし、単にそこを変えても仕方なく、単なる現状維持になったままなのです。 あまり前向きなものではない。 もっとサイトの向上に関する施策を積極的にやっていかないとサイトは衰退していくだけです。 事実、ミルクカフェはだんだんと盛り上がりを失い、ゆるやかに衰退していくサイトになってしまいました。

サイトを続けるモチベーション

最初の頃にあったモチベーション、「受験生のため、学生のために情報が集まるコミュニティを提供する」ということに関しても、 今ではモバゲータウンやmixiなど、他のサイトでまかなえるようなっています。 また、「ライブドアしたらば」などの掲示板レンタルサイトもあり、学生のため、という狭いセグメントでの匿名掲示板群が必要ではなくなってきました。

数年間、存続の道を探していましたが、 なかなかうまい落としどころがなく、閉鎖を選ばせていただきました。 思い入れを持ってくれている人もいるのに このような結果になってしまい大変申し訳ございません。 ご迷惑おかけした人もたくさんいたと思いますが、 その点に関しても深くお詫びいたします。

最後に

9年間、いろいろなことがありました。裁判沙汰や、警察からの問い合わせなどは数多くありました。 ここで知り合った人もいますし、非常によい経験ができてやってよかったなぁ、と思っています。

僕の能力不足で閉鎖になってしまい大変申し訳ありません。 すべての責任は僕、古川健介にありますし、 他の誰かのせい、というわけでは一切ありません。 またユーザーのみなさなの特定の行動に嫌気がさした、というわけでもありません。 その点だけご理解いただけるとうれしいです。

今までご愛用いただき本当にありがとうございました。 インターネットやネットコミュニティサイト制作からは逃げずに もう少しがんばってみようと思っています。

またどこかでお会いすることがあったらお声をかけていただけると!

2009年7月19日(日)

ミルクカフェ管理人 古川健介(けんすう ★)

9年間、本当に本当にありがとうございました!!!

その他の情報

御意見やご要望などがあれば下記メールへお送りください。 批判は甘んじて受け入れます。 ただし、掲示板上では返信ができませんのでご了承ください。

info@milkcafe.net

※なお、企業の方で「ミルクカフェを運営したいので譲渡してくれ」という場合にはご連絡ください。 なお、譲渡に関しては金銭的なものよりも、 どのように運営をしていくか、どのようにミルクカフェを発展させたいか、 という点を教えていただけると幸いです。

一般の個人の方で「似たようなコミュニティを作ったのでリンクを張ってほしい」 という場合はご連絡いただければこのページからリンクを張るかもしれません。 (保証)

おすすめサイト

ライブドアしたらば

2ちゃんねる型掲示板を作ることができます。 自分の予備校の掲示板を作りたい人などにはオススメです。

おまけ:個人的に学んだこと

ネットサービスを個人でやるのはおもしろいとは思うんですが やはりどうしても継続性という点に関して問題があるなあ、と。 多くの人に迷惑かけてしまっていたし、 なによりユーザーのみなさまに不快な想いをさせてしまうのが 心苦しくて仕方ありません。 (その心苦しさからまた放置してしまうという悪循環が生まれたりします)

長い間サービスをよい形で提供するのは、組織できちんとサービスを存続していく、 ということが大切なのではないかと感じています。 たとえ運営コストがほとんどかからないとしても、 使っているユーザーがいる以上、 常に進化し続けないといけないのだと思っています。

今自分でやっている小さいサービスに関しては、 移転に関わるお金程度でバイアウトというのをしていっています。 残りはきちんと組織としてまわせるような仕組みにしていき、 個人がいなくても大丈夫なようにしていこうと思っています。

残念ながら人生で一度も成功させたことない、という状態で インターネットサービスを作り続けていますが なんとかこの失敗たちを生かして いつか素晴らしいサービスを作りたいなあ、と思うこの頃です。